元No1風俗嬢が打ち明ける、性への価値観の変化

私は風俗で働き、性への価値観というのは大きく変わりました。

それまでは「他人の前で裸になるなんて、考えられない、怖い、恥ずかしい…」と思っていました。

ですが人間とは慣れる生き物で、
そういった感情はあっという間に消えていきました。

風俗を引退した今、
性への価値観や感じている事を少し告白したいと思います。

○義務化による不感症○

義務化による不感症

働き始めた当初は、お客様に触られただけで嫌悪感と、
やはりそれ以外にも快楽もありました。

いくら他人に触られようとも、体は正直な物で自然と感じてきました。

ですが、毎日毎日何人ものお客様に触られてくると…

「触れられる事や、与えられる快感に慣れてしまう」のです。

いくらディープキスをされても胸を触られても、
アソコを舐められても感じない。

目を閉じて体の感覚に集中しても、濡れてこない…

やはり濡れてこないと、お客様にも

「気持ちよくないのかな」
「なんだ感じないのかよ」

と思われたりもします。

サービス前に、一人でこっそりローションを使用した事もありました。

それがプライベートにまで影響してしまい、
彼氏とエッチな事をしようにも、感じない…

これは本当に真剣に悩みました。

風俗をやめた後は自然と治ってはきたのですが、
名残りは今でもあります。

きっと性的な事が義務化してしまい、
純粋に楽しむ事が無くなったからなのだと思います。

○「キス=好き」ではない○

「キス=好き」ではない

私は風俗で働くまでそういった経験があまりなかった為、
「キスをしてくれる=好きでいてくれる」だと思っていました。

やはり女の子にとってキスとは神聖な物だと思っています。
それは今でも。

勿論エッチな事も、好きな人としか出来ないし、したくない。
でも風俗で働き始めて、それは違うのだと本当に痛感しました。

そしてそれが辛く、なんだか悔しくもありました。

「体と心はイコールではない」
「心で反している事を体ではしてしまう」

そんな自分に自己嫌悪すら感じ、仕事に対して積極的になれず、
スランプのような状態に陥ったりもしました。

仕事上でそういった事を経験してしまった為、
プライベートでもいくら好きな人とキスをしても、

「好きじゃなくてもキスが出来る=本当にこの人は私の事が好きなのだろうか」
と疑心暗鬼になってしまったり…

その気持ちが今でも根強く残っている為に、
私の中で「キス」の重さは軽くなってしまいました。

○本当は…○

本当は…

そういった風俗での経験や心情の移り変わりで、
プライベートでエッチな事は楽しめなくなりました。

「好きな人と気持ちいい事を沢山したい」というのは本音ですが、
自分の体がそんな風になれないのです。

エッチな流れになっても、実際にエッチな事をしても、
「心が感じる」事はなくなってしまいました。

体は満たされても、心が満たされない…これは悲しい事です。

「過去に風俗で働いていた」ことも、やはりオープンに話せない後ろめたさが何処かにあります。

本当は、過去の自分や今の状況を話して、ありのままを受け入れてもらいたい。

でも、そういった生き方はもう出来ないのかもしれない、という諦めもあります。

心のどこかで私自身を真っすぐに見つめてくれる人を、
探しているのかもしれません。

○まとめ○

今回は少しディープなお話しをしました。

私のようになってしまう人はあまり居ないと思いますが、
風俗で働き、性への価値観や感じ方が大きく変わったのは事実です。

「経験豊富で羨ましい」と言われる事もありますが、
経験を積めば積む程、傷つく事も沢山あります。

ですがこれに限らず、傷つけば傷つく程、人は強くなれる。前を向ける。
私はそう信じています。

桜川ちひろ